マンタシーズンの透明度データ:石垣島・与那国のベストタイミングを実測データで解説
2026-03-11
「マンタを見たい、でも海もクリアであってほしい」——これはすべてのダイバーの願いです。石垣島のマンタシーズン(10〜5月)と与那国のハンマーヘッドシャークシーズン(1〜3月)の透明度を、実測データ6,300件で分析しました。結論は意外にも楽観的です:大物シーズンは透明度が低いどころか、安定して高い水準を維持しています。
石垣島の月別透明度と水温(全1,473件)
マンタスクランブルがある石垣島のマンタシーズンは概ね10〜5月。年間を通じて透明度19〜22mを維持するのが特徴。
| 月 | 透明度(m) | 水温(℃) | 観測数 | マンタ |
|---|---|---|---|---|
| 1月 | 20.9m | — | 27 | ◉ |
| 2月 | — | — | — | ◉ |
| 3月 | 21.9m | — | 96 | ◉ |
| 4月 | 21.2m | 20.8°C | 106 | ◉ |
| 5月 | 20.1m | 26°C | 136 | ◉ |
| 6月 | 20.1m | — | 151 | ○ |
| 7月 | 20.9m | 27°C | 197 | ○ |
| 8月 | 21m | 26°C | 212 | ○ |
| 9月 | 21.4m | — | 176 | ○ |
| 10月 | 19.4m | 26.5°C | 184 | ◉ |
| 11月 | 19.1m | 26°C | 134 | ◉ |
| 12月 | 19.4m | — | 54 | ◉ |
◉=マンタシーズン(目撃率高) 2月はデータなし 一部月は水温データなし
ポイント:マンタシーズンも透明度は高い
- マンタシーズン(10〜5月)の平均透明度:20.6m
- 最高は3月の21.9m(マンタピーク期と一致)
- 最低は11月の19.1m——それでも関東近郊では見られない透明度
- 夏(7〜9月)の平均21.1mと比べても、マンタシーズンの透明度は遜色なし
与那国の月別透明度と水温(全4,826件)
与那国のハンマーヘッドシャーク(イソマグロの大群も含む)は主に1〜3月に出現。この時期の透明度を実測データで確認。
| 月 | 透明度(m) | 水温(℃) | 観測数 | ハンマー |
|---|---|---|---|---|
| 1月 | 22.4m | 24°C | 476 | ◉ |
| 2月 | 22.6m | 23.8°C | 424 | ◉ |
| 3月 | 23.5m | 24.2°C | 435 | ◉ |
| 4月 | 23.9m | 25°C | 401 | ○ |
| 5月 | 24.2m | 26.3°C | 416 | ○ |
| 6月 | 24.4m | 27.6°C | 347 | ○ |
| 7月 | 25.6m | 28.6°C | 444 | ○ |
| 8月 | 26.5m | 28.7°C | 402 | ○ |
| 9月 | 27.3m | 28.6°C | 373 | ○ |
| 10月 | 26.8m | 27.8°C | 289 | ○ |
| 11月 | 24.4m | 26.4°C | 339 | ○ |
| 12月 | 23.4m | 25.2°C | 480 | ○ |
◉=ハンマーヘッドシャーク出現シーズン(目安)
ポイント:ハンマーヘッドシーズンも透明度は高い
- ハンマーヘッドシーズン(1〜3月)の平均透明度:22.8m
- 3月が23.5mで最高。1月の22.4mが最も低いが十分高水準
- 水温24.0〜24.2℃——3mmウェットスーツで問題なし(感覚的にやや涼しい)
- 注意:与那国の透明度は日々の変動が大きい(R²=0.046)。24.5mの日も15mの日もある
大物シーズン×透明度まとめ
マンタシーズン(石垣島)
10月〜5月(特に12〜3月)
マンタスクランブルでの遭遇率が最高。透明度も19〜22m台を維持。
ハンマーヘッドシーズン(与那国)
1月〜3月
ハンマーヘッドシャークの群れが出現。透明度22〜24mで高水準。
夏(参考)石垣島
7月〜9月
マンタは少なくなるが透明度は安定。サンゴ礁と回遊魚が豊富。
冬のダイビング:スーツと装備の注意点
| 時期・場所 | 水温 | 推奨スーツ | 備考 |
|---|---|---|---|
| 石垣島 12〜3月 | 21–24°C | 5mm ウェット | 連続潜水時は寒さあり |
| 与那国 1〜3月 | 24.0–24.2°C | 3〜5mm ウェット | 個人差あり |
| 石垣島 7〜9月(夏) | 26–27°C | 3mm ウェット | 水着+ラッシュでも可 |
| 与那国 7〜9月(夏) | 28.6–28.7°C | 3mm ウェット | 快適だが透明度も最高 |
「平均値」と「当日」のギャップ:与那国の注意点
与那国の透明度は日によって大きく変動します
1〜3月の月平均は22.4〜23.5mと高水準ですが、AIによる予測精度(R²=0.046)が示すように、当日の透明度は環境データからはほとんど予測できません。30m超えの日もあれば、15m前後の日もあります。
石垣島(AI予測精度はデータが少ないため未算出)も季節変動は小さいものの、日々のブレはあります。旅行前日にダイビングショップのブログで当日情報を確認することを強く推奨します。
マンタ+透明度のベストタイミングガイド
石垣島:3〜4月が総合最強
- 3月:21.9m(最高透明度)+マンタ遭遇率高
- 4月:21.2m+水温20.8℃(ウェット5mm推奨)
- 1月:20.9m。正月ダイビングにも最適(寒くても海はクリア)
与那国:3月が最高の組み合わせ
- 3月:23.5m(1〜3月中で最高)+ハンマーヘッド出現
- 水温24.2℃——石垣島より温かく快適
- ただし日々の変動大。ショップの最新情報を必ず確認
データについて
石垣島データ:1,473件(一部月はデータなし・水温未記録あり)。与那国データ:4,826件。2015〜2026年のダイビングショップ日報を集計。マンタ・ハンマーヘッドの出現情報はダイビングショップの一般的な案内に基づく(実測データではない)。透明度データはすべて実測値の平均。