透明度予報を鵜呑みにしない!プロが教える予報の正しい読み方
2026-03-16
当サイトではAI(LightGBM)による透明度予報を提供していますが、予報値をそのまま信じるのは危険です。天気予報と同じで、「晴れ」と言われても傘を持つ日があるように、透明度予報にも誤差があります。重要なのは、どの程度の誤差を見込むべきかを知ること。本記事ではスポット別の予報精度と、予測区間(q10/q90)の読み方を解説します。
予報の読み方:予測値と予測区間
予報例:IOP
12m
予測区間:9m〜15m
→ 「12m前後だが、9〜15mの幅で変動する可能性が高い」と読む
予測値(中央推定):最も可能性が高い透明度
下限予測:これより低い確率は約10%。最悪ケースの目安
上限予測:これより高い確率は約10%。最良ケースの目安
スポット別:AI予報の精度
| スポット | MAE | R² | 信頼度 |
|---|---|---|---|
| 柏島 | ±1.5m | 0.52 | 高精度 |
| 伊豆海洋公園 | ±2.5m | 0.82 | 高精度 |
| 平沢 | ±2m | 0.59 | 実用的 |
| 富戸 | ±2.8m | 0.43 | 参考程度 |
| 串本 | ±3m | 0.43 | 参考程度 |
| 与那国 | ±5m | 0.15 | 履歴平均推奨 |
| 大瀬崎湾内 | ±4.5m | 0.20 | 履歴平均推奨 |
MAE = 平均絶対誤差(予測と実測のズレの平均)。R² = 決定係数(1に近いほど予測精度が高い)。
AIが苦手なスポットと対処法
与那国:常に透明度が高すぎてAIが役に立たない
年間平均24.5mで変動が小さく、AIが予測する意味がほとんどありません。「いつ行っても20m以上」と考えてOK。履歴平均を参考にしてください。
大瀬崎湾内:局所的な要因が支配的
湾内という地形的特徴から、外洋の気象データだけでは予測が難しい。湾内独自の潮の動きや淡水の流入が大きく影響するため、ショップの当日情報が最も信頼できます。
予報の実践的な使い方
信頼できるとき
- IOP・柏島・平沢など高R²スポット
- q10〜q90の幅が狭いとき(±3m以内)
- 通常の気象条件のとき
注意が必要なとき
- 台風通過後(データ少なく予測困難)
- q10〜q90の幅が広い(±5m以上)
- R²が0.3未満のスポット
目安:予報値の読み替え
予報12m → 実際は9〜15mの範囲を想定
予報8m → 実際は5〜11mの範囲を想定
予報20m → 実際は17〜23mの範囲を想定
一般的な目安として予測値±3mの幅を見込むのが安全です。q10/q90が表示されている場合はそちらを優先してください。
データについて
精度指標はLightGBMモデルのテストデータに対する評価値です。MAEは予測値と実測値の差の絶対値の平均。q10/q90は分位点回帰(Quantile Regression)で算出した予測区間です。モデルは気象・海洋・衛星データを特徴量として使用しています。