富戸ダイビングの水温推移 — ドライスーツなしで潜れる時期は?

2026-03-09

富戸は伊東市に位置するダイビングポイントで、隣接する伊豆海洋公園(IOP)と並んで伊豆を代表するスポットです。穏やかな入り江に面しているため波が比較的穏やかで、初心者講習からベテランのマクロ撮影まで幅広く利用されています。

当サイトでは富戸の3,493日分の水温データを蓄積しています。「ドライスーツなしでいつから潜れるのか」は多くのダイバーが気になるテーマ。データで検証しました。

月別水温の推移

富戸と隣接するIOPの水温を比較します。わずかな距離でも水温に違いがあるのがわかります。

ドライスーツなしで潜れる時期

結論から言うと、富戸でウェットスーツに切り替えられるのは6月〜11月です。6月の平均水温は19.8°Cで、寒がりの方にはギリギリですが、多くのダイバーがウェットに切り替える時期です。11月は21.0°Cでまだウェットスーツで行けますが、12月になると18.1°Cまで下がるため、ドライスーツが必要になります。

季節別ガイド

冬季:12〜2月(15.1〜18.1°C)

富戸の冬で最も寒いのは2月の15.1°C。これは伊豆半島の主要サイトの中でも低い部類に入ります。ドライスーツにしっかりしたインナーを着込みましょう。ただし冬の富戸は透明度が抜群で、15〜20m以上の日も珍しくありません。ウミウシやダンゴウオなど、冬ならではの生物観察が楽しめます。

春季:3〜5月(15.4〜17.7°C)

3月は15.4°Cと2月からわずかに回復しますが、まだドライスーツの時期です。4月16.2°C、5月17.7°Cと徐々に上昇します。3〜4月には植物プランクトンの大量発生による春濁りが起こり、透明度が一時的に落ちることがあります。5月のGW(ゴールデンウィーク)はまだドライスーツ推奨です。

初夏:6月(19.8°C)

6月は平均19.8°Cで、ウェットスーツに切り替える目安の時期です。5mmウェットスーツにフードベストを追加すれば快適でしょう。ただし6月前半は水温がまだ安定しないことがあるため、不安な方はドライスーツを持参するのも一案です。梅雨時期で天候は不安定ですが、晴れた日には良いコンディションに恵まれます。

夏季:7〜8月(21.9〜24.2°C)

7月21.9°C、8月24.2°Cと快適な水温になります。5mmウェットスーツで十分です。黒潮の分流が接近すると水温が急上昇し、透明度も改善します。体験ダイビングや講習が増えて混雑しますが、平日や早朝エントリーなら快適に潜れます。

秋季:9〜11月(21.0〜24.9°C)

富戸のベストシーズンです。9月は年間最高の24.9°C、10月は23.5°C、11月でもまだ21.0°Cあります。水温と透明度のバランスが最も良く、南方系の魚が見られることもあります。5mmウェットスーツで快適で、夏ほどの混雑もありません。

初冬:12月(18.1°C)

12月は18.1°Cまで低下し、ドライスーツに切り替えるタイミングです。寒さに強い方は5mmウェット+フードベストでも行けますが、無理は禁物。DAN JAPANも低体温症のリスクを注意喚起しています。

IOPとの比較

グラフを見ると、富戸はIOPより年間を通じて0.5〜1°C低い傾向があります。特に冬場の差が大きく、2月は富戸15.1°Cに対しIOP16.0°Cと約1°Cの差があります。これは富戸が入り江に面し外洋からの暖流の影響をやや受けにくいためです。一方、入り江の環境のおかげで波が穏やかなことが多く、エントリー・エキジットのしやすさは富戸の大きなメリットです。

スーツの選び方

時期平均水温推奨スーツ
12〜5月15.1〜18.1°Cドライスーツ
6月19.8°C5mmウェット+フードベスト(切替時期)
7〜8月21.9〜24.2°C5mmウェット
9〜10月23.5〜24.9°C5mmウェット
11月21.0°C5mmウェット+フードベスト
まとめ:富戸のウェットスーツシーズンは6〜11月。ベストシーズンは9〜10月で、水温・透明度ともに年間最良のコンディションです。最も寒い2月は15.1°Cでドライスーツが必須。当サイトのAI水温予報で直前の水温を確認してからスーツを選びましょう。

データソース

  • 水温データ:当サイトの実測データベース(富戸 3,493日分)
  • 海面水温:気象庁
  • 低体温症の予防:DAN JAPAN
  • 黒潮:Wikipedia

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