甲浦はなぜ透明度が低い?同じ高知でも柏島と4m差がつく理由

2026-03-16

同じ高知県のダイビングスポットでありながら、甲浦の平均透明度は9.1m、柏島は13.1m。4mもの差があります。15m以上の高透明度を記録する確率は、柏島が44.4%に対して甲浦はわずか4.4%。なぜこれほどの差が生まれるのか、データと地理的要因から解説します。

9.1m

甲浦 平均

13.1m

柏島 平均

4.4%

甲浦 15m+確率

44.4%

柏島 15m+確率

甲浦 vs 柏島:同県でも全く異なる透明度

スポット平均透明度15m+確率ベスト月最高月平均
柏島13.1m44.4%8月16.2m
甲浦9.1m4.4%11月11.5m

甲浦の透明度が低い3つの理由

1. 室戸岬の北東側 = 黒潮の影

甲浦は室戸岬の北東に位置します。黒潮は太平洋側を南西から北東に流れますが、室戸岬を回り込んだ後、甲浦周辺では黒潮の直接的な恩恵を受けにくい「影」の領域になります。一方、柏島は四国の南西端で黒潮に直面する位置にあり、クリーンな外洋水が直接流入します。

2. 河川流入(野根川)

甲浦エリアには野根川が流入しており、降雨後に淡水と土砂が海に流れ込みます。特に梅雨時期や台風後は河川からの濁り水が透明度を大きく低下させます。柏島周辺には大きな河川がなく、この影響が少ないです。

3. 浅い大陸棚

甲浦周辺は大陸棚が比較的浅く広がっており、底砂が波や潮流で巻き上がりやすい地形です。浅い海底に堆積した泥や砂が少しの波でも舞い上がり、透明度を下げます。柏島はすぐ近くまで深い海が迫っており、底質の巻き上げが少ないです。

甲浦の月別透明度:11月がベスト

平均透明度
1月9.3m
2月8.5m
3月7.8m
4月7.5m
5月8.2m
6月8m
7月9m
8月10.1m
9月10.5m
10月10.8m
11月11.5m
12月9.8m
甲浦のベストシーズンは11月(11.5m)。台風シーズンが終わり、河川流入が落ち着き、海水温が安定する時期です。春(3〜4月)は最も低く7.5〜7.8mまで落ちます。

甲浦ダイビングのコツ

  • ベストタイミングは秋(10〜11月)。台風後の回復期を狙うと10m以上が期待できる。
  • 雨の後2〜3日は河川からの濁りが残るため避けるのが無難。晴れが3日以上続いた後が狙い目。
  • 透明度重視なら同じ高知県の柏島が圧倒的。甲浦はマクロ生物や魚影の濃さなど、透明度以外の魅力で選ぶスポット。

データについて

甲浦のデータはダイビングショップの日報から収集。柏島との比較は各サイトの全期間平均値を使用。月別データは全年度の平均です。15m+確率は全観測日に占める15m以上の日の割合。

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