「良い海」の基準は地域で違う:ローカルダイバーが言う「今日は良い」は何m?

2026-03-16

「今日は良い海だよ」とローカルダイバーが言ったとき、その「良い」の基準はスポットによって大きく異なります。与那国で「良い」は30m以上を意味しますが、平沢で「良い」と言えば12m程度。この感覚のズレを知らないと、初めて訪れたスポットで「思ったより濁っていた」と感じることも。データから各スポットの「ローカル基準」を明らかにします。

与那国の「良い」

28m+

上位25%

IOPの「良い」

17m+

上位25%

平沢の「良い」

11m+

上位25%

「ローカル基準の良い海」の定義:上位25%

本記事では、各スポットの全観測データのうち上位25%(第3四分位数)を「そのスポットにおける良い透明度」と定義しました。つまり、4回に1回は達成できるレベルで、ローカルダイバーが「今日は当たりだ」と感じるラインです。

スポット別:透明度の分布比較

スポット下位25%中央値上位25%「良い」平均観測数
与那国20m25m28m24.5m4,826
慶良間15m20m23m19.3m1,554
伊豆海洋公園10m13m17m13.8m3,151
秋の浜10m15m18m14.3m1,309
富戸8m11m15m11.5m3,493
串本8m12m15m11.9m3,168
平沢6m8m11m8.8m2,696
越前7m9m12m9.7m2,652

期待値のコントロールが満足度を上げる

与那国で20mは「普通以下」

与那国の中央値は25m。20mでは下位25%に近く、ローカル的には「今日はイマイチ」です。しかし本州のダイバーからすれば夢のような透明度。自分の基準で判断せず、そのスポットの基準で評価することで、正確な期待値が持てます。

平沢で12mは「大当たり」

平沢の上位25%は11m。12m出れば堂々の「当たり」です。マクロ生物が豊富で、透明度が低くても楽しめるスポットですが、12mあれば地形も楽しめて最高のコンディション。

IOPで18mは「今日は抜けてる!」

IOPの上位25%は17m。18mともなれば、常連ダイバーが興奮する水準。冬場に黒潮が接近するタイミングで発生しやすく、このコンディションに当たるとダイビング雑誌の写真のような世界が広がります。

実践的なアドバイス

  • 初めてのスポットでは、事前にそのスポットの平均透明度を確認する
  • ショップの「今日は良い」を鵜呑みにせず、具体的な数値を聞く
  • 当サイトの予報で、各スポットの「通常の範囲」を把握しておく
  • 中央値を基準に、それ以上なら「ラッキー」と思うくらいがちょうどいい

データについて

各スポットのデータはダイビングショップの日報から収集した実測値に基づきます。四分位数は全観測データから算出。観測期間・件数はスポットにより異なります。

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