越前 vs 田後 vs 青海島:日本海3大ダイビングスポット三つ巴比較
2026-03-16
日本海のダイビングといえば、福井の越前、鳥取の田後、山口の青海島。この3サイトは日本海を代表するスポットですが、意外にも年間平均透明度はほぼ横並び(9.1〜9.7m)です。しかし月別に見ると性格が全く異なります。田後の8月15.5mという驚異的なピーク、青海島の安定感、越前の冬季クローズ——3サイトの特徴を6,000件以上のデータで比較します。
年間平均:僅差の三つ巴
| サイト | 年間平均 | 観測数 |
|---|---|---|
| 越前 | 9.7m | 2,653 |
| 田後 | 9.4m | 1,392 |
| 青海島 | 9.1m | 2,095 |
3サイトの差はわずか0.6m。年間平均だけ見れば「どこも同じ」ですが、季節パターンが大きく異なります。
月別比較:田後の8月が圧倒的
| 月 | 越前 | 田後 | 青海島 |
|---|---|---|---|
| 1月 | 休業 | 7.2m | 8.5m |
| 2月 | 休業 | 7.8m | 9.2m |
| 3月 | 休業 | 8.5m | 9m |
| 4月 | 7.8m | 8.9m | 8.8m |
| 5月 | 8.5m | 9.2m | 8.6m |
| 6月 | 9.2m | 9.8m | 8.9m |
| 7月 | 10.1m | 11.2m | 9.5m |
| 8月 | 10.9m | 15.5m | 10m |
| 9月 | 10.5m | 12m | 9.8m |
| 10月 | 10.2m | 9.5m | 9.4m |
| 11月 | 9m | 8m | 9m |
| 12月 | 休業 | 7m | 8.7m |
田後の8月15.5mは日本海の奇跡
年間平均9.4mのサイトが8月だけ15.5mに跳ね上がる——6mの振幅は3サイト中で圧倒的。対馬暖流の夏季強化と、沿岸湧昇による冷水の流入が関係していると考えられます。
3サイトの個性
越前(福井)
- • 年間平均9.7m(3サイト中トップ)
- • 8月ピーク10.9m(穏やかなピーク)
- • 冬季(12〜3月)は休業——日本海の荒天のため
- • 観測数2,653件(最多):データの信頼性が高い
田後(鳥取)
- • 年間平均9.4m(中位)
- • 8月15.5mが突出——夏だけ別世界
- • 季節変動が最も大きい(7.0〜15.5m)
- • 冬も営業するが透明度は低い
青海島(山口)
- • 年間平均9.1m(最低だが僅差)
- • 季節変動が最も小さい(8.5〜10.0m)
- • 通年営業——冬でも潜れる安定感
- • 「いつ行っても同じ」が青海島の強み
結論:いつ・どこに行くべきか
夏(7-9月)
→ 田後一択。8月15.5mは日本海随一の透明度。
春秋(4-6月, 10-11月)
→ 越前が安定。営業期間中は常に9m前後をキープ。
冬(12-3月)
→ 青海島が唯一の選択肢(越前は休業、田後は低透明度)。
データについて
越前2,653件、田後1,392件、青海島2,095件、合計6,140件(2006年〜2026年3月)のダイビングショップ日報データ。透明度は各日の最小・最大の平均値。越前の冬季データなしは休業期間のため。