「透明度も水温も良い日」は何%あるか — 当たり日率を実測3万件で数えた

2026-03-09

「透明度が良い日」と「水温が快適な日」は両立しにくい — ダイバーなら体感で知っている話ですが、では実際、両方揃う日は何%あるのか? 転載や感覚論ではなく、透明度と水温が同時に記録された実測約3万件で数えました。「当たり日」の定義は透明度15m以上かつ水温22°C以上(5mmウェットで快適に潜れて、しっかり見える)です。

年間ランキング: 南の島の圧勝、ただし——

順位サイト年間の当たり日率実測数
1与那国99%4,665件
2慶良間76%1,350件
3奄美大島68%833件
4八丈島38%448件
5神子元23%2,243件
6柏島20%1,125件
7秋の浜(伊豆大島)16%1,307件
8黄金崎15%1,345件
9串本13%2,885件
10伊豆海洋公園10%3,241件

年間で見れば予想どおり南の島の圧勝です(冬の水温の裏付けはこちら)。ただしこの表には続きがあります。

月を選べば、本州は南の島になる

本州サイトの当たり日率を月別に割ると、様相が一変します。

サイト最強の月その月の当たり日率年間率
秋の浜(伊豆大島)10月74%(9月も72%)16%
柏島11月51%20%
神子元9月41%(10月も40%)23%
伊豆海洋公園10月37%10%
串本8月35%(9月は台風で20%に凹み、10月30%の二山)13%

秋の浜の10月74%は、慶良間の年間76%とほぼ同じです。飛行機に乗らなくても、月さえ選べば「南の島級の当たり率」が竹芝からのジェット船圏内にある——これがこのデータの一番の発見です。

パターンも明快です: 本州の当たり月は9〜11月に集中します。夏の高水温が残ったまま、夏の濁りが抜けていく重なりの季節だからです(最暖月が9月にずれる理由)。逆に12月になると伊豆勢は軒並みほぼ0%に急落 — 透明度はむしろ年間ベストに向かうのに、水温が22°Cを割るためです。「冬の伊豆は寒いけど綺麗」を当たり日の定義で切ると、こうなります。

使い方

  1. 南の島に行くなら時期を悩む必要はほぼ無い(与那国99%・慶良間76%)。台風と海況だけ見る
  2. 本州で狙うなら9〜11月。特に伊豆大島・秋の浜の9〜10月は本州最強の窓
  3. 直前はアーカイブで行き先の直近実測(透明度・水温)を確認(先週の実測が最良の予測)

注記: 当たり日率はショップが潜った日の報告に基づくため、時化でクローズした日は含まれません(=「行けた日のうち何%が当たりか」)。スーツ選びは水温別ガイドを参照してください。

全国の水温を一望

データソース

  • 透明度・水温の実測: 当サイトのデータベース(2006〜2026年。透明度×水温の同時記録のみを集計、サイト別件数は表中に記載)。アーカイブで閲覧可

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