沖縄・石垣島・与那国のダイビングベストシーズンガイド【実測7,800件】
2026-03-11
「沖縄はいつ行っても透明度が高い」——これは半分正解、半分不正解です。7,800件以上の実測データで分析した月別透明度と水温データをもとに、与那国・石垣島・慶良間・奄美大島の「本当のベストシーズン」をお伝えします。サイトによって最高月が異なり、目的(透明度・水温・大物)によってもベストタイミングが変わります。
この記事の結論
- 与那国のベストは9月(27.3m)。慶良間は7月(21.3m)で安定感No.1(年間変動わずか2.3m)
- 奄美大島は12月が年間最高(24.6m)という本州とも沖縄とも異なる独自パターン
- 梅雨(6月)でも透明度はほぼ落ちない。与那国6月は24.4m、慶良間は19.7mと高水準を維持
目的別ベストタイミング早見表
7〜9月 — 与那国(27.3m@9月)
与那国の透明度ピーク。夏の沖縄は水温28〜29°Cで熱帯の海そのもの。ただし台風シーズン(特に9月)は直撃リスクあり。
5〜6月 — 慶良間・与那国(24〜26°C)
梅雨時期だが透明度はほぼ落ちない(与那国24m台)。台風がほぼなく計画が立てやすい。水温も快適。
3〜5月 — 石垣島(21〜22m、マンタ遭遇◎)
マンタシーズンピーク。透明度21〜22mで高水準。水温はやや低め(石垣島21〜22°C)。
12〜2月 — 与那国・奄美(22〜25m)
冬でも透明度は22〜25m台。奄美大島12月が24.6mで年間最高値。水温は低め(石垣島21〜22°C、与那国24°C)。
月別透明度データ(全サイト)
| 月 | 与那国 | 石垣島 | 慶良間 | 奄美大島 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 透明度 | 水温 | 透明度 | 水温 | 透明度 | 水温 | 透明度 | 水温 | |
| 1月 | 22.4m | 24°C | 20.9m | — | 18.1m | 21.7°C | 22.7m | 20.2°C |
| 2月 | 22.6m | 23.8°C | — | — | 18.1m | 21.2°C | 20.8m | 19.3°C |
| 3月 | 23.5m | 24.2°C | 21.9m | — | 19m | 21.7°C | 16.7m | 19.5°C |
| 4月 | 23.9m | 25°C | 21.2m | 20.8°C | 18.6m | 22.3°C | 15.9m | 20.9°C |
| 5月 | 24.2m | 26.3°C | 20.1m | 26°C | 19.4m | 23.8°C | 16.9m | 22.4°C |
| 6月 | 24.4m | 27.6°C | 20.1m | — | 19.7m | 25.6°C | 17.8m | 24.6°C |
| 7月 | 25.6m | 28.6°C | 20.9m | 27°C | 21.3m | 27.6°C | 17.3m | 28.1°C |
| 8月 | 26.5m | 28.7°C | 21m | 26°C | 20.9m | 27.9°C | 19.7m | 29°C |
| 9月 | 27.3m | 28.6°C | 21.4m | — | 19.8m | 28.1°C | 18.6m | 28.1°C |
| 10月 | 26.8m | 27.8°C | 19.4m | 26.5°C | 19.2m | 27.4°C | 19m | 27.1°C |
| 11月 | 24.4m | 26.4°C | 19.1m | 26°C | 19m | 25.5°C | 19.5m | 25°C |
| 12月 | 23.4m | 25.2°C | 19.4m | — | 18.5m | 23.2°C | 24.6m | 22.5°C |
石垣島:一部月はデータなし(—表示)。データ数:与那国4,826件・石垣島1,473件・慶良間1,533件・奄美大島861件
スポット別特徴
与那国島
4,826件のデータ | ベスト月:9月
おすすめポイント
- 年間最高透明度(24.5m)
- ハンマーヘッドシャーク(1〜3月)
- 海底遺跡ポイント
- 日々の変動大(予測困難)
スーツの目安
3〜5mm(冬)/3mm(夏)
透明度レンジ
最低 22.4m 〜 最高 27.3m
石垣島
1,473件のデータ | ベスト月:3月
おすすめポイント
- マンタスクランブル(10〜5月)
- サンゴ礁の多様性No.1
- 石西礁湖(日本最大サンゴ礁)
- 年間変動が非常に小さい(±2m未満)
スーツの目安
5mm(冬)/3mm(夏)
透明度レンジ
最低 19.1m 〜 最高 21.9m
慶良間諸島
1,533件のデータ | ベスト月:7月
おすすめポイント
- ケラマブルーと呼ばれる透明度
- ザトウクジラ(2〜3月)
- 那覇から高速船45分でアクセス抜群
- 年間最安定(変動2.3m)
スーツの目安
5mm(冬)/3mm(夏)
透明度レンジ
最低 18.1m 〜 最高 21.3m
奄美大島
861件のデータ | ベスト月:12月
おすすめポイント
- 12月が年間最高(24.6m)
- 世界自然遺産の海域
- 冬でも透明度高い特異なパターン
- 春(3〜5月)は春濁りで低下
スーツの目安
5mm(冬)/3mm(夏)
透明度レンジ
最低 15.9m 〜 最高 24.6m
沖縄ダイビングの「常識」を実測データで検証
「梅雨(6月)は濁る」→ データでは正反対
与那国6月:24.4m(年間でも高水準)。慶良間6月:19.7m(5月より高い)。梅雨と透明度低下は沖縄では相関しない。
「夏(8月)が一番クリア」→ 与那国は9月が最高
与那国の透明度ピークは9月(27.3m)。8月(26.5m)より高い。ただし台風リスクも最大。
「与那国は沖縄一透明」→ 年間を通じて事実
与那国の最低月(1月22.4m)は石垣島の最高月(3月21.9m)を上回る。ただし日々の変動が大きく(R²=0.046)、必ず当日情報を確認すること。
「冬(12〜2月)は透明度が下がる」→ 沖縄では当てはまらない
与那国の冬(12〜2月)は22〜24m台で安定。奄美大島は逆に12月が年間最高(24.6m)。本州と逆のパターン。
データについて
2015〜2026年のダイビングショップ日報から集計。与那国4,826件、石垣島1,473件(一部月欠損)、慶良間1,533件、奄美大島861件。透明度はすべて実測値の平均(最小値と最大値の中央値)。水温は一部未記録の月を除く平均。